島根のこと

 

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少し前から1年前に行った島根のことをたびたび思い出しては、記録としてまとめたいなぁと思いつつ先延ばしにしていたところ、今日ふいに島根で知り合った方からご連絡があり、なんだかやっぱり並々ならぬご縁を感じてしまったので今日まとめておこうと思う。

 

そもそもの始まりは3月、その時につとめていた会社を辞める2か月前。

有給消化のために連休とっていいよとのお達しがあったので、関西からふらりと一人で行けてなおかつ未開拓のところを考えた時、偶然出てきたのが島根だった。

 

なんというか、単純に疲れていたんだと思う。いろんなことがあった時期だったから。なかなか思うように行かないというか・・・そういうわけで、ちょっくら出雲神社にでもいって清められてこようかな、みたいな軽い気持ちだった。

 

そんな風に軽く決めた行先にも関わらず、思い返せば島根にはその時の自分にとって魅力的なものがたくさんあったように思う。とはいえ、今ここであげてしまうとこれから書くことがなくなってしまうので、とりあえず順を追って書いていくことにする。なんだか長くなりそう。まぁ気長に書いていきます。

 

まずは旅の準備について。

私は、旅そのものもそうだけど、実は出発前の準備期間が1番わくわくして好きなのかもしれない。

旅先への交通機関や着いてからの時間割。どこで何を見て何を食べるか・・・と言っても、結局現地に着いたら行き当たりばったりが基本なのだけど。しかし知らないより知っているほうがなにかと便利ということもある。「下調べは入念に、旅先では柔軟に」。これ、旅のモットーだと思ってる。勝手にね。

 

あとは持っていくものも重要。もちろんなるべく身軽がいいのだけど、あんまり軽すぎてもひとりだし、なんか不安。そんなときはいつも気に入った本をひとつ入れる。別に読まないかもしれないんだけど、お守りみたいなもん。あとは新作も1冊。こっちは完全に暇つぶし用として。

 

さていざ出発のとき。今回は京都駅から昼行便で、15時過ぎに出雲に到着予定のバスに乗り込んだ。その時すでに、なんとなくいい気持ちになる。旅行に出かけるときに感じることができる、心地よい解放感。この感覚が味わいたいというのも遠出の理由のひとつかもしれないな。

 

当時、バスに揺られながら書き残しているものがある。

 

バスや電車に乗る間は好きな曲を手放せなくて、去年頃からよく聞くようになったのは寺尾紗穂さん。

 

 「楕円の夢」という曲を出している。

 8分もある。でもふわふわと聞いていたらすぐ過ぎている。もう一度聞く。その繰り返し。

 

丸でも四角でもない楕円。

 

耳を傾けながら曲について調べていると、インタビューする側・される側がとてもリラックスしたいい記事を見つけた。

 

 

曖昧なものをそのまま言葉にすることは難しいから、表現者は何かしらメタファーをつくるのだけど、それでもこうして意味を教えてくれるということは、とても信頼できることだな、と思う。

 そうした意味をもつものを選び、触れている自分を感ずるとき、ふだんの自分、そしていまの自分をあらためて考えることができる気がする。

 

 

youtu.be

 

 

そんなこんなで、出雲につくところまで書いたけれど、ここからどんどん色んな事が起きてしまうので、いったん休憩。